アスペルガー症候群の特徴:音に敏感である
アスペルガー症候群の特徴として、音に敏感に反応してしまうことが多いです。
掃除機の音やエンジン音、ドアのきしむ音などは、通常の人が想像する以上に苦痛に響きます。
人の怒鳴り声もかなり苦痛に感じ、何言ってるかわからないこともあります。
BGMと人の声などが混じりあった人ごみや、調子はずれの合唱などで、混乱やパニックを起こすこともあります。
その一方で、ガラスを爪でひっかいたときのキーキーという音など、多くの人が嫌がる音には鈍感で、まったく気にならないこともあります。
基本的に、苦手な音の種類は人によってさまざまです。
種類によってはかなり苦痛を感じます。
その場合は、無理をせず音源から遠ざかりましょう。
主な苦手な音の種類は次の通りです。
- 怒鳴り声
- 子供の泣き声
- 突然の大きな音
- 掃除機の音
- 時計の秒針の音
- 鉛筆で文字を書く音
- ガムを噛む音
- 救急車やパトカーのサイレンの音
- 運動会のピストルの音
家族の人も、本人にとってストレスが少ない環境作りに協力してあげてください。
アスペルガー症候群ではない人からすると、どうしてこの音がダメなのかと思うこともありますが、本人の訴えを第一に聞いてあげましょう。
将来仕事を選ぶときも、自分にとって嫌な音が無い環境を選ぶなど、考慮するようにしましょう。