アスペルガー症候群の子供は全体ではなく細部に目がいく

アスペルガー症候群の子供は全体ではなく細部に目がいく

アスペルガー症候群の子供は全体ではなく細部に目がいく傾向があります。

 

視覚において、特に選択的注意が苦手です。
その影響は、特有のものの見方に現れています。

 

人はものを見て認識するとき、一般的に、まず全体をおおまかに見てから、次に細部を見ていきます。

 

例えば、自分の部屋に入ったときに、瞬時に部屋全体を見渡して、おおまかな構造や家具などから自分の部屋であることを認識します。
これははじめに全体像を把握するため、細部の視覚情報は切り捨てるという、選択的注意が働いているためです。

 

一方、アスペルガー症候群の子供は、細部を一つ一つ確認してから、全体像を組み立てようとします。
机の上に開いた本の位置が、少しでもずれていたり、あるはずの置物を誰かが片づけてしまったりすると、それはもう自分の部屋ではないと認識し、混乱してしまいます。

 

これは特性の一つなので、無理に直そうとする必要はありません。
ただ仕事などの面では、細部を確認する他にも、意識して全体を確認した方がスムーズにいくでしょう。

 

常に全体を見て指揮するような仕事には向いていません。
細部の変化を見逃さないのならば、その特性を活かした職業につくのも大いに有効です。



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